【9月10日 AFP】男子ゴルフのブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)は9日、けがを理由に来週から始まる第120回全米オープン選手権(2020 US Open Championship)を欠場すると発表した。

 2017年の同大会で初のメジャー制覇を果たし、翌年にはカーティス・ストレンジ(Curtis Strange)以来、約30年ぶりとなる連覇を達成したケプカは「残念ながら、来週から始まる全米オープンを欠場することにした」とツイッター(Twitter)に投稿した。「健康になり、またすぐに100パーセントの状態で戦うことを楽しみにしている」

 3連覇を目指した昨年の大会で、ゲーリー・ウッドランド(Gary Woodland、米国)に次ぐ2位となったケプカは、2018年と2019年に全米プロゴルフ選手権(PGA Championship)でも優勝しているが、米カリフォルニア州サンフランシスコのTPCハーディングパーク(TPC Harding Park)で前月に行われた今年の同大会では29位タイに終わっていた。

 2019年の初めに左膝を負傷したケプカは、同年に韓国で同じ箇所を痛めた。それによって一時は離脱を強いられ、新型コロナウイルスで3月にシーズンが中断されるまでに出場したPGAの5大会のうち三つで予選落ちか途中棄権となっていた。

 8月に行われた世界ゴルフ選手権(World Golf Championships)シーズン第3戦、フェデックス・セントジュード招待(2020 FedEx St.Jude Invitational)では2位タイに入ったが、翌週の全米プロでは2日目のラウンド中に腰の治療を強いられ、最終日は4オーバー「74」というスコアに終わった。

 さらに翌週のウィンダム選手権(Wyndham championship 2020)で予選落ちすると、フェデックス・カップ(FedEx Cup 2020)プレーオフ初戦、ザ・ノーザントラスト(The Northern Trust 2020)を欠場し、シーズンが終了していた。

 今年の全米オープンは、米ニューヨーク州ママロネック(Mamaroneck)のウィングドフットゴルフクラブ(Winged Foot Golf Club)で行われる。(c)AFP