【9月10日 Xinhua News】中国広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)南寧市(Nanning)で7日、第1回「金紫荊杯」中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)工業デザインコンテストが開幕した。2カ月余りの期間に、中国とASEAN加盟国から工業デザイン作品を募集する。

 コンテストは同自治区の工業・情報化庁と、中国五大自動車生産拠点の一つ、柳州市(Liuzhou)の人民政府が共催する。「製品デザイン」「コンセプトデザイン」「企業命題」の3部門に分けて選考を進め、「製品デザイン」と「コンセプトデザイン」の対象作品には、自動車産業チェーンの関連製品やスマート製品、モビリティー用品、文化・クリエーティブ製品、食品包装、その他総合的なイノベーションデザインなどが含まれる。「企業命題」は、ネットで人気に火が付いた柳州市の名物料理、「螺螄粉(タニシビーフン)」のエコ包装など、同市地元企業の実際のニーズから出題されるテーマに基づいてデザインを競う。

 組織委員会によると、今回は応募者を限定しない「開放型」で行い、中国国内とASEAN域内の企業、デザイン機関、デザイン学校、個人、団体が誰でも公式サイトから応募できる。中国とASEAN加盟国の工業デザイン専門家による審査委員会の審査を経て、応募作品の中から入賞作品54点を選ぶという。(c)Xinhua News/AFPBB News