【9月10日 Xinhua News】中国内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)オルドス市にあるオルドス野生動物園で7日、人工ふ化で生まれた3羽のフラミンゴのうち最初の1羽が満2カ月を迎えた。最後に生まれたひなも間もなく満1カ月になる。同園は7月7日に内モンゴル自治区で初めてフラミンゴの人工ふ化に成功した。

 フラミンゴは世界的に希少な鳥類で、主に亜熱帯の塩湖や干潟に生息している。同園では2012年にキューバから54羽を導入、飼育してきたが、温帯の大陸性気候や海抜1700メートル余りの高原という立地が自然繁殖に適さなかった。飼育員らが数年かけて試行錯誤を繰り返した結果、一定の温度を保つなどの技術的な問題を解決でき、産卵後28~30日間でひながかえった。

 今のところ、3羽のひなは行き届いた世話を受けてすくすく育っているという。(c)Xinhua News/AFPBB News