【9月10日 Xinhua News】中国とエジプトは7日、エジプトの小中高校の学校教育で選択科目の第二外国語として中国語を教える了解覚書に調印した。エジプトのシャウキー教育・技術教育相と中国の廖力強(Liao Liqiang)駐エジプト大使が署名した。

 エジプトの16大学に中国語学科あるいは中国語課程がある。在カイロ中国大使館によると、現在エジプトには海外の大学など教育機関に開設される孔子学院がカイロ大学とスエズ運河大学の2カ所、ほかの学校に孔子課堂が3カ所ある。2019年に中国は修士号あるいは博士号を取るエジプト人に300件を超える奨学金を支給した。

 中国側は学校への太陽光発電設備の設置、技術教育ワークショップの開催、エジプト全土の高校への電子ホワイトボードの設置、「スマート教室」の実現などの分野でエジプト教育省を支援している。

 廖大使はスピーチの中で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が両国間の教育分野での協力を止めることはなかったと述べ、「中国はエジプト教育省とアズハル大学にマスク30万枚およびその他の医療物資を寄贈した」と明らかにした。(c)Xinhua News/AFPBB News