【9月9日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)は8日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第20シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno-Busta、スペイン)が第12シードのデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)を3-6、7-6(7-5)、7-6(7-4)、0-6、6-3で下し、準決勝に駒を進めた。

 4時間8分に及ぶデッドヒートを制したカレーニョ・ブスタは、13日に行われる決勝進出を懸け、同日の試合で同じく4強入りを果たした第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)と対戦する。

 2017年の全米オープンでも準決勝に進出したカレーニョ・ブスタは「体はぼろぼろだが、この奮闘や戦いの後だけにとてもうれしい」とコメントした。

 一方のシャポバロフは、試合の重要な局面で折の悪いダブルフォールトやアンフォーストエラーを犯し、自らチャンスをつぶした。

 カレーニョ・ブスタがわずか1本だったのに対し、ダブルフォールトが11本を数えたシャポバロフは、タイブレークの末に落とした第2セットと第3セットでは、特にサービスゲームが不安定だった。

 また、33対76とウイナーの数でカレーニョ・ブスタを圧倒したシャポバロフだったが、相手の42本を大きく上回る77本のアンフォーストエラーを記録するなど、最大の敵は自分自身でもあった。(c)AFP