※イルカの死骸が映っています。

【9月9日 AFP】キプロス南部のアクロティリ(Akrotiri)半島の海岸で6日、スジイルカの死骸が打ち上げられているのが見つかった。前日には、沖合で30頭近くのイルカの群れがいたことを地元の漁師が報告していたという。

 サメやエイ、ウミガメなど絶滅の危機にある生き物たちと同様、地中海での船の往来や海洋ゴミの増加によってイルカもその生存が脅かされている。数こそは少ないが、混獲で偶然捕獲される個体もある。

 キプロスを拠点に地中海でイルカの個体数調査を行っている非政府組織(NGO)団体によると、定置網にかかった獲物を狙うイルカが全体の4分の1以上で確認されており、漁業従事者らに経済的損失を与えているという。(c)AFP