【9月9日 AFP】イラン原子力庁は8日、新たな「高性能遠心分離機」の組み立て施設の建造を開始したと明らかにした。7月に「破壊工作」により激しく損傷した中部ナタンズ(Natanz)の主要核燃料施設の代わりになるという。

 アリアクバル・サレヒ(Ali Akbar Salehi)原子力庁長官は国営テレビを通じて、「より現代的で規模が大きく、改良された施設をナタンズ周辺の山間部に設置することを決めた。作業はすでに始まっている」と述べた。

 サレヒ氏は「機材を投入し高性能遠心分離機を組み立てる複合施設を設置する予備的な作業を始めた」と説明したが、それ以上の詳細には触れなかった。

 高性能遠心分離機はウラン濃縮過程で使用される。(c)AFP