黒人男性窒息死、ロチェスター警察署長が辞任 米NY州
このニュースをシェア
【9月9日 AFP】米ニューヨーク州で今年3月、黒人男性ダニエル・プルード(Daniel Prude)さん(41)が警官から頭にフードをかぶせられて地面に押し付けられた後、意識を失って死亡したことを遺族が今月2日になって公表し、数日にわたって抗議行動が起きたことを受け、事件があった同州北部ロチェスター(Rochester)の警察署長が8日、辞任した。
遺族が情報公開請求によって入手した警察のボディーカメラの映像によると、当時精神上の症状が出ていたプルードさんは、警察が到着した際、非武装で全裸の状態で路上にいた。
ロチェスター警察のラロン・シングルタリー(La'Ron Singletary)署長(40)は、この件で指導力を発揮せず事件をもみ消そうとしたとの批判は「誤った特徴づけ」で、自身の行為を「政治問題化」するものだと述べた。
黒人のシングルタリー署長は、「外部勢力が私の人格を破壊しようと試みる中、誠実な人間として座して待つつもりはない」と述べた。
シングルタリー署長は2019年4月、署長に就任。ロチェスター警察に20年勤めた。
米ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ(Letitia James)司法長官は5日、プルードさんの死を調べる大陪審を招集すると表明した。この事件で刑事責任を負うべき者の正式起訴につながる動きだ。
現地メディアは、検視の結果、死因は「身体拘束の際に発生した窒息の合併症」による殺人と判断されたと報じている。また、プルードさんの血液から低濃度のPCP(通称エンジェルダスト)という薬物が検出されたという。
プルードさんの死が明るみに出たことを受け、ロチェスターとニューヨーク市で、責任を負うべき者の処罰とロチェスター警察の改革を求める抗議行動が起きていた。(c)AFP