【9月9日 AFP】創設一家が経営から退いたフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するウィリアムズ(Williams)は8日、サイモン・ロバーツ(Simon Roberts)氏を暫定チーム代表に指名したことを発表した。

 ウィリアムズは8月に米国の投資会社ドリルトン・キャピタル(Dorilton Capital)に買収され、一家にとって739戦目となった前週末の20F1第8戦イタリアGP(Italian Grand Prix 2020)を最後に、創設者のフランク(Frank Williams)氏とクレア(Claire Williams)副代表がチームを離れた。

 マクラーレン(McLaren)で17年を過ごし、5月にマネジング・ディレクターとしてウィリアムズに加わったロバーツ氏は、「この移行期に、ウイリアムズの臨時代表として発表されたことをうれしく思う」とコメントした。

「チームにとってエキサイティングな、ウイリアムズの新時代が待っており、その一翼を担えることにわくわくしている。待ち受ける挑戦が楽しみだし、チームの上位復帰を目指していきたい」

 ウィリアムズは、F1史でフェラーリ(Ferrari)とマクラーレンに次ぐ成功を収めている名門コンストラクターで、グランプリ通算114勝、ドライバーズとコンストラクターズを合わせて計16個のタイトルを獲得している。

 買収はされたが、ウィリアムズのチーム名は今後も残る。(c)AFP