【9月9日 AFP】UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2020-21)は8日、各地で試合が行われ、リーグAのグループ3では、ポルトガルはクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の代表通算100得点目を含む2ゴールを挙げ、10人のスウェーデンを2-0で下した。

 35歳のロナウドは前半終了間際、約23メートルの位置からカーブのかかったFKを蹴ると、ボールは壁の上を越えてゴール左隅に吸い込まれ、神話の域である代表通算100得点という記念すべき偉業を成し遂げた。

 さらに73分、相手ディフェンスの間に切り込んだロナウドは、約18メートルの位置から鮮やかなシュートをファーサイドへと流し込み、同101得点目となるゴールでチームのリードを2点に広げた。

 ポルトガル代表として165試合に出場しているロナウドの101得点は、元イラン代表FWアリ・ダエイ(Ali Daei)氏が持つ代表チームにおける歴代最多得点記録である109ゴールに次ぐ数字となっている。

 信じられないことに、ロナウドが挙げたゴールのうち国際親善試合でのものはわずか17得点で、国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)の国際大会では予選を含め9度のハットトリックを記録している。

 ロナウドはポルトガル公共放送のRTPに、「目指してきたこの大台になんとか到達できたことを意味するから、2点とも重要なゴールだ」とコメントした。

「まずはチームが勝てて、そしてもちろん代表通算100点目と101点目の素晴らしい2ゴールを決められたからとてもうれしい」

 ロナウドは健康が第一であると認めつつも、スウェーデン・ソルナ(Solna)での一戦が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって無観客で行われたことを嘆いた。

 ロナウドは「観客がいない中でプレーするのは寂しい。ピエロがいないサーカスや、花のない庭園に行くようなもの」「自分についていえば、敵地でプレーするときにはブーイングされるのが好きだ。それがモチベーションになる」と続けた。(c)AFP