【9月9日 Xinhua News】中国四川省文物局は5日、四川省(Sichuan)広漢市(Guanghan)で「古蜀文明保護伝承プロジェクト・2020年度三星堆(Sanxingdui)遺跡考古発掘・研究諮問会」を開催し、同遺跡の祭祀(さいし)区に対する本格的な発掘研究の開始を宣言した。

 同研究院は、2019年10月22日から2020年8月8日にかけて広漢市の三星堆博物館と共同で実施した同遺跡に対する系統的かつ全面的な考古学調査と発掘で、1986年に発掘した1号祭祀坑と2号祭祀坑の付近から新たに六つの祭祀坑を発見。祭祀区域の範囲や各種遺構の年代順序と空間配置をほぼ明らかにした。

 今回の諮問会は、新たに見つかった祭祀坑と周辺遺構の発掘や現場技術の保護、学際連携の課題をスムーズに実施し、祭祀区の形成過程や範囲、空間配置を系統的に把握するために開催された。(c)Xinhua News/AFPBB News