【9月7日 AFP】米カリフォルニア州南部で5日、山火事が発生し、これまでに約2800ヘクタールが焼け、多くの住民が避難を余儀なくされている。この火事について同州の消防当局は6日、原因は赤ちゃんの性別発表パーティーでの花火だったと発表した。

 カリフォルニア州森林保護・防火局(Cal Fire)によると、5日朝にサンバーナーディーノ(San Bernardino)の東に位置するエルドラド(El Dorado)で発生した山火事には、消防隊員500人超とヘリコプター4機が消火に当たっているという。

 同局はこの火事が「性別発表パーティーで使われた発煙花火装置によって引き起こされた」と明かすとともに、「過失または違法行為による出火の責任者らは、経済的責任と刑事責任を負う可能性がある」と警告した。

 性別発表パーティーは、妊娠中に胎児の性別を知らせるために催されるもので、ピンクや青の煙が出る花火が使われることもある。

 高温で乾燥した天候が続くカリフォルニア州では、今年は特に火災発生件数が多く、これまでに65万ヘクタールを焼失。うち3件が、同州史上最大規模の火災に数えられている。

 先週末以降、同州北部も山火事に見舞われている。火の手の急速な拡大により、フレズノ(Fresno)の北東部に位置するマンモスプール貯水池(Mammoth Pool Reservoir)付近に追い詰められた200人以上が、ヘリコプターで救出された。(c)AFP