【9月7日 CGTN Japanese】北京市の新発地農産品卸売市場は6日、全面的に再開しました。今後、同市場では卸売りのみ行われ、個人の消費者に対しては開放されません。

 同市場は6月11日、新型コロナウイルスのクラスターが突如発生したことを受け、緊急閉鎖されました。北京市政府は1カ月余りで感染抑制に成功し、同市場は徹底した消毒、整頓・改築によるグレードアップを経ての再開となりました。

 今後同市場は登録・会員制を実施します。入場前に通信アプリ「微信(ウィーチャット、WeChat)」に設けられた新発地市場の公式アカウントに個人情報や商品の検査合格証明書をアップする必要があり、認可を得てから予約して入場することになります。仕入れ業者と卸売業者は異なる通路を通って出入りし、入場の際には顔認識と体温測定が必要です。

 再開後の市場は、商品の種類による経営ゾーンを改めて設け、野菜・果物を主とし、その他農産物を補助とする経営枠組みが出来上がります。国慶節(10月1日)までに従来の供給量に回復すると見込まれます。

 このほか、新発地卸売市場は今後個人の消費者に開放されないため、個人消費者の小売りに対する需要を満たすために、メイン市場の隣に小売り用の市場が新たに設けられました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News