【9月7日 AFP】英国のボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相は6日、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)後のEUとの貿易協定について、その合意期限を10月15日とする意向を示し、交渉が失敗に終わった場合に「合意なき」混乱状態に陥る懸念を払拭(ふっしょく)した。

 英国とEUによる8回目の交渉が今週、ロンドンで始まる。

 英国側の交渉責任者を務めるデービッド・フロスト(David Frost)氏は、6日に掲載された新聞のインタビュー記事で、英政府が妥協することはないと明言し、交渉で突破口が開く可能性について否定的な見方を示した。

 EU側は、欧州議会(European Parliament)による承認などが必要なことから、10月中旬が交渉妥結の最終期限となる可能性をすでに示している。(c)AFP/Phil HAZLEWOOD