【9月12日 AFP】トルコ南東部チグリス川(Tigris River)ほとりの古代都市ハサンケイフ(Hasankeyf)がこのほど、ダム建設によって水没した。約1万2000年の歴史を持つ同地では、住民や活動家らが長年にわたりダム建設に反対してきた。

 チグリス川では、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領が手掛ける大規模プロジェクトの一環として、ダム建設計画が進められてきた。計画は物議を醸していたが、当局は近くに建設した町「ニュー・ハサンケイフ(New Hasankeyf)」に住民らを移らせ、古代の遺物の一部を移設していた。

 同地は現在、観光を促進するため泳ぐことが許可されており、ボートツアーを楽しむこともできる。(c)AFP