【9月7日 Xinhua News】中国の浙江大学(Zhejiang University)と之江実験室はこのほど、1億個以上のスパイキングニューロンを持つ最新の脳型コンピューター「ダーウィン・マウス」を共同で発表した。同コンピューターは浙江大学が開発した脳型チップ「ダーウィン(第2世代)」792個を使用。1億2千万個のスパイキングニューロンと約1千億個のシナプスを持っており、これはマウスの脳のニューロン数とほぼ同程度となっている。

 脳型コンピューティングとは、ハードウエアとソフトウエアを駆使し、脳のニューラルネットワーク(神経回路網)の構造と動作メカニズムをシミュレートし、新たな人工知能(AI)パラダイムを構築することを指す。こうした革新的な計算思想は、AIなどの分野で複雑なコンピューティング関連の問題を解決する重要な手段として期待されている。(c)Xinhua News/AFPBB News