【9月7日 AFP】6日に行われた全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)、男子シングルス4回戦で失格処分となったノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が謝罪し、不戦敗につながった一瞬の感情の高ぶりについて「非常に申し訳ない」と語った。

 センセーショナルな失格から数時間後にインスタグラム(Instagram)に投稿されたコメントでジョコビッチは、この物議を醸す出来事は「本当に残念でむなしい」と語った。

 世界ランク1位のジョコビッチはパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)との4回戦で、誤って女性線審の喉にボールを打ち込み、大会から追放された。

「この状況全体が本当に残念でむなしい」「線審の方の確認をして、大会からもありがたいことに彼女は大丈夫だと伝えられた」

「彼女にあんなストレスをかけてしまったことを非常に申し訳なく思っている。意図していなかった。間違いだった」

 失格後、記者団に話をすることなく足早に会場を去ったジョコビッチは、この件から学ぼうと思うと続けた。

「この失格については、省みて、失意に対処し、選手として人間として成長し進化していくための教訓にしなければならない」

「全米オープンと私の振る舞いに関わった方々に謝罪する」 (c)AFP