【9月7日 AFP】ベラルーシの首都ミンスクで6日、同国で強権統治を続けてきたアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領の辞任を求める大規模なデモが4週連続で行われた。治安部隊が大量投入され、逮捕される恐れがあるにもかかわらず、大勢が参加した。

 過去のデモには3週連続で10万人超が参加したと推計されるが、現地のAFP記者によると、6日のデモはさらに大規模だった可能性がある。

 同国の人権団体「ビアスナ人権センター(Viasna Human Rights Centre)」によると、全国で約250人が拘束され、うち175人はミンスクで拘束された。しかし、内務省の報道官は、この数字を認めなかった。

 明確なデモ指導者が不在で、大勢の活動家が拘束されたり、国外に退去させられたりしているにもかかわらず、デモは全国で1か月近くにわたって続いている。

 ミンスクでは6日、デモ隊が独立宮殿(Independence Palace)にある大統領公邸に向けて行進。公邸前で「裁きを」「いくらもらってる?」とシュプレヒコールを上げた。

 デモ参加者の多くは、ルカシェンコ氏が辞任するまで抗議デモを続けると話している。(c)AFP/Tatiana Kalinovskaya