【9月7日 Xinhua News】中国商務部の銭克明(Qian Keming)副部長は5日、北京国家会議センターで開かれた中国電子商取引(EC)大会で、新たに開設された15の国家ECモデル基地にプレートを授与した。中国のECモデル基地は127カ所に増えた。

 国家ECモデル基地は、EC産業の創業と革新を目的に開設されたプラットフォーム。中小・零細企業の育成や新技術の実用化の奨励、モデル革新、従来型産業のデジタル化転換、起業と雇用のけん引などで重要な役割を果たしている。2019年の統計によると、全国の国家ECモデル基地の合計取引額は前年比21・6%増の5兆3700億元(1元=約16円)。EC関連の入居企業は8・6%増の5万8千社余りとなっている。

 銭氏は大会開幕式のあいさつで、中国はECの発展を高く重視していると表明。特に今年はECが新型コロナウイルス対策や消費刺激策、対外貿易の産業チェーン・サプライチェーンの円滑化などで重要な役割を果たしたと述べた。

 今後については、良好な発展環境づくり▽デジタルビジネスの強力な発展▽越境ECの発展促進▽農村ECの発展、深化▽民衆と企業に資する活動の展開▽国際交流・協力の深化──の六つの面からECの質の高い発展を加速していく考えを示した。(c)Xinhua News/AFPBB News