豪メルボルン、コロナ制限措置を延長 感染第3波を警戒
このニュースをシェア
【9月6日 AFP】オーストラリア当局は6日、新型コロナウイルスの新たな感染拡大を防ぐ上で新規感染者数の減少が十分でないとして、国内第2の都市である南東部ビクトリア(Victoria)州の州都メルボルンの住民を対象とした制限措置を2週間延長した。
6週間の厳しい制限措置は来週末に解除される予定だったが、ビクトリア州のダニエル・アンドリュース(Daniel Andrews)首相が今月28日まで維持する方針を表明したため、今後数か月続く可能性が出てきた。
アンドリュース氏は記者会見で「感染の第3波が始まりつつある」と述べ、年内は制限措置の導入・解除が繰り返されるとの見通しを示した。
ビクトリア州は1日当たりの新規感染者が約700人に上ったピーク期を過ぎ、6日の新規感染者は63人、死者は5人にとどまっているが、保健当局は慎重姿勢を崩していない。
夜間の外出や家屋への訪問に対する規制、また自宅から5キロ以上の移動の制限は少なくとも10月26日まで継続されることになり、今月中に平常へと戻ることへの期待はくじかれた形だ。
ただ、13日からは規制の一部が緩和され、夜間の外出規制が始まる時刻は1時間繰り下げられて午後9時となるほか、屋外での運動の時間制限も2時間に引き上げられる。また、一人暮らしの人は小規模な集まりであれば人と会うことが前より容易となる。
州政府の計画によると、9月末からは託児施設を再開し、屋外で集まることができる人数を最大5人まで認める方針だが、1日当たりの新規感染者数が平均50人を割り込むことが条件。一方で、地方や郊外については感染者数が少ないため規制緩和を早める。
メルボルンでは5日、制限措置に抗議するデモ隊が警察と衝突し、十数人が拘束された。
人口2500万人が暮らすオーストラリアだが、新型コロナウイルスの感染者は約2万6000人、死者は753人にとどまっており、感染封じ込めは比較的成果を挙げている。
ただ、ここ2か月の新規感染者はメルボルンに集中しており、その他の地域では感染がおおむね抑制されているために制限措置は緩和されている。(c)AFP
