【9月8日 AFP】男子ゴルフ、フェデックス・カップ(FedEx Cup 2020)プレーオフ最終戦、ツアー選手権(TOUR Championship 2020)は7日、米ジョージア州アトランタ(Atlanta)のイーストレークGC(East Lake Golf Club、パー70)で最終日が行われ、ダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)が通算21アンダー「269」で優勝を果たし、プレーオフ初制覇の栄光と賞金1500万ドル(約15億9000万円)を手に入れた。

 最終日を2アンダー「68」でまとめた世界ランキング1位のジョンソンは、同胞のザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)とジャスティン・トーマス(Justin Thomas)を3打差の2位タイに抑えた。

 3番で約5.5メートル、5番で約3メートル、6番で約90センチのバーディーパットをそれぞれ沈めたジョンソンだったが、7番と8番ではフェアウエーバンカーにつかまるなどして連続ボギーとなり、シャウフェレとトーマスにチャンスを与えてしまった。

 しかし、約6.4メートルの距離からパーセーブのパットを沈めた13番を含め、ジョンソンが9ホール連続のパーに終わる中、シャウフェレとトーマスはスコアを伸ばしきれず、その差を2打より詰めることはできなかった。

 パー5の18番、ジョンソンはフェアウエーからアプローチショットを放つと、ボールはグリーン手前の斜面で戻され、グリーン周りのバンカーにつかまった。しかし、3打目をうまく打ち出してカップまで約1.5メートルの位置に寄せると、バーディーパットで締めくくった。

 36歳のジョンソンはこれがツアー通算23勝目で、新型コロナウイルスによる3か月の中断が明けて6月にシーズンが再開されてからは3勝目。また、今大会において全ラウンドで首位に立っての完全優勝は2009年以来となる。

 2週間前に行われたプレーオフ第2戦のBMW選手権(BMW Championship 2020)で、プレーオフの末にジョンソンを下したジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)は、2日連続で4アンダーを記録したものの、通算17アンダーで4位に終わった。

 また、イーブンパーで最終日を終えた松山英樹(Hideki Matsuyama)は通算7アンダー「277」で15位タイとなった。(c)AFP