【9月6日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の伝説的ドライバー、ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏の息子ミック(Mick Schumacher)が5日、フォーミュラ2(F2、FIA F2選手権)第8戦の第1レースで今季初優勝を飾った。

 プレマ・パワーチーム(Prema Powerteam)に所属する21歳は、ハイテックGP(Hitech Grand Prix)のルカ・ギオット(Luca Ghiotto)に3秒185差をつけてトップでフィニッシュ。3位はARTGP(ART Grand Prix)のクリスチャン・ルンガー(Christian Lundgaard)だった。

 ミックはこれで4レース連続、今季7度目となる表彰台入りで獲得ポイントを合計131に伸ばし、総合ランキング3位に浮上。このレースで9位だったプレマのロバート・シュワルツマン(Robert Shwartzman)と、6位に入ったユニ・ヴィルトゥオーシ・レーシング(UNI-Virtuosi Racing)のカラム・アイロット(Callum Ilott)が134ポイントで首位に並んでいる。

 4日の予選で壁に衝突したミックは、F2の公式サイトで優勝はチームのおかげだとメカニックに感謝した。「彼らにとって長い夜だった。きのうは夜中の2時まで寝ずに、マシンの準備に取り組んでいた。立派にやり遂げてくれた。彼らを心から誇りに思う」

 フェラーリ(Ferrari)のアカデミーに所属しているミックは、チームがパワーユニットを供給するハース(Haas F1 Team)かアルファロメオ(Alfa Romeo Racing)で、早ければ来季からF1に参戦する可能性があるという。(c)AFP