【9月5日 AFP】大型で非常に強い台風10号(アジア名:ハイシェン、Haishen)は5日午後7時現在、九州に向け北寄りに進んでいる。気象庁は、今までに経験したことがない記録的な暴風や大雨、高波になる恐れがあるとして対策を呼び掛けており、鹿児島県垂水市では住民およそ4600人に避難指示が出された。

 台風の影響が表れるのは5日遅くからで、最大瞬間風速80メートルの「猛烈な風」を伴うと予想されている。

 気象庁の中本能久(Yoshihisa Nakamoto)氏は会見で「記録的な大雨、暴風、高波、高潮となる恐れがある」と述べ、早めの避難と最大級の警戒を呼び掛けた。

 また、国土交通省の高村裕平(Yuhei Takamura)氏は「災害が起こるのはほぼ間違いない」との見解を示した。(c)AFP