【9月6日 Xinhua News】中国安徽省(Anhui)初の5G自動運転車デモ走行レーンが3日、同省合肥市(Hefei)包河区で正式に開通し、初回の試乗者を迎えた。レーンは全長4・4キロの環状型の道路で、自動運転車と一般車両が同時に走行することができる。

 デモ走行レーンは塘西河公園にあり、2019年8月に整備を開始。主な整備内容は5Gネットワークのカバー、道路センサー設備の設置、路肩の交通設備の高度化、クラウドプラットフォーム管制センターの建設など。自動運転車と一般車両が同時に走行できることから、市民が自動運転車との並走を体験できるという。

 整備関係者によると、5Gデモ走行レーンを走る自動運転車はビデオセンサー、データ採集、エッジコンピューティング、信号伝送などに基づくスマート運転が実現可能だという。5G技術のサポートにより、自動運転車の「頭脳」は指令をリアルタイムで受け取ることができ、車両運行の安全性が著しく向上。また、同5Gデモ走行レーンは要求を満たす自動運転テスト車両のためにテスト走行の検証、能力トレーニング、安全評価などのサービスも提供できるという。(c)Xinhua News/AFPBB News