黒人と主張の米大教授、実は白人 詐称告白で波紋
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【9月5日 AFP】米ジョージ・ワシントン大学(George Washington University)の女性教授が自身の人種を黒人だと偽っていたと告白し、大学側が調査を開始した。米国では異なる人種の文化を盗用する行為などが問題視されており、教授の詐称告白は波紋を広げている。
米首都ワシントンにある同大学でアフリカの歴史を研究してきたジェシカ・クルーグ(Jessica Krug)准教授は、ブログサイト「ミディアム(Medium)」の投稿で、自身が成人後の人生の「大部分」を偽ってきたと告白。
クルーグ氏は「主張する権利はなかったが、私はさまざまな仮定の黒人のアイデンティティーのふりをし、カンザスシティー(Kansas City)郊外で白人のユダヤ人として育った経歴を隠してきた」と釈明した。
色白のクルーグ氏は最初に北アフリカ系の黒人であると偽り、次に米国にルーツのある黒人、その後カリブ系にルーツのあるニューヨーク市ブロンクス(Bronx)出身の黒人と主張を変えていったという。
クルーグ氏の元教え子は米CNNに対し、同氏がブロンクス出身であることに誇りを持っていると語っていたと述べたが、別の学生は同氏がプエルトリコ出身だと話していたと述べた。
ジョージ・ワシントン大学は4日、「大学が調査を行う間、クルーグ氏が授業を行うことはない」と発表。ただ、クルーグ氏への処分などについては明言しなかった。
クルーグ氏の告白は、米公民権運動家のレイチェル・ドレザル(Rachel Dolezal)氏による人種詐称をほうふつとさせる。ドレザル氏は2015年、両親が白人でありながらも自分は黒人だと認識しているなどと語り、世間を騒がせた。(c)AFP