【9月5日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)は4日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-3、6-1で第28シードのジャン・レナード・ストラフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)に快勝し、16強入りを果たした。

 四大大会(グランドスラム)通算18勝目を狙う世界1位のジョコビッチは、ストラフを相手に終始主導権を握り、1時間43分で難なく勝利。次戦は8強入りを懸けて第20シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)と対戦する。

 その他の試合では、第27シードのボルナ・チョリッチ(Borna Coric、クロアチア)が第4シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)を6-7(2-7)、6-4、4-6、7-5、7-6(7-4)で破った。

 チョリッチはセットカウント1-2で迎えた第4セットも1-5とリードされ、敗戦が濃厚かと思われたが、そこから見事な逆襲を見せて6本のマッチポイントをしのぎ、このセットを7-5で獲得。最終セットも先にチチパスがブレークを奪ったが優位を生かすことができず、タイブレークに持ち込んだチョリッチが、4時間36分に及んだ深夜の死闘を制した。

 第12シードのデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)は、第19シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)に3-6、6-3、4-6、7-6(7-5)、6-2でフルセット勝ち。22歳のフリッツは第4セット5-2とし、勝利にあと2ポイントまで迫ったが、21歳のシャポバロフに逆転を許した。

 シャポバロフは次戦、同日の試合で第26シードのフィリップ・クライノビッチ(Filip Krajinovic、セルビア)を6-1、7-6(7-5)、6-4で下した第7シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)と激突する。

 女子シングルスでは、第4シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)、第6シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)、第8シードのペトラ・マルティッチ(Petra Martic、クロアチア)、第17シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)らが順当に4回戦進出を決めた。(c)AFP