【9月5日 AFP】UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2020-21)は4日、各地で試合が行われ、リーグAのグループ1では、オランダが1-0でポーランドを下し、先日辞任したロナルド・クーマン(Ronald Koeman)前監督の不在を感じさせない勝利を収めた。

 ホームのオランダはイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に所属するステーフェン・ベルフワイン(Steven Bergwijn)が62分に至近距離から代表初ゴールをマークし、ドワイト・ローデベーヘス(Dwight Lodeweges)暫定監督にとっては最高の船出となった。

 クーマン前監督は先月、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)の指揮官に就任するため辞任。新生オランダ代表はクーマン前監督の下、前回のネーションズリーグで決勝に進出し、この日得点を挙げたベルフワインのほか、フレンキー・デ・ヨング(Frenkie de Jong)やマタイス・デ・リフト(Matthijs De Ligt)ら多くの若いタレントを擁して来年の欧州選手権(UEFA Euro 2020)の優勝候補と目されている。

 同組のもう一つの試合では、イタリアがボスニア・ヘルツェゴビナと1-1でドロー。ホームのフィレンツェ(Florence)で約2年にわたる無敗は継続したが、連勝は11でストップした。

 試合はイタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)でプレーするエディン・ジェコ(Edin Dzeko)の得点でアウェーのボスニア・ヘルツェゴビナが先制したが、イタリアは10分後にステファノ・センシ(Stefano Sensi)が同点ゴールを決めた。

 イタリアを率いるロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督は「勝てなくて残念だが、つらさはない」「連勝は遅かれ早かれ止まるはずだったし、負けではなく引き分けでそうなったのは良かった」と話した。

 リーグBのグループ1では、ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に所属するアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)がノルウェー代表初ゴールを挙げたが、チームはホームでオーストリアに1-2で敗れた。(c)AFP/Kieran CANNING