【9月6日 Xinhua News】英国のタイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)は2日、2021年度世界大学ランキングを発表した。中国の清華大学(Tsinghua University)は昨年よりも順位を三つ上げ、米デューク大学と並んで20位にランクされ、アジアの大学として2011年以来のトップ20入りを果たした。

 今年は計93の国・地域の大学1527校がランクインし、中国大陸では計91校がランク入りした。清華大学のほか、北京大学、復旦大学、中国科学技術大学、浙江大学、上海交通大学の5校がトップ100に入った。トップ100入りした中国大陸の大学数は昨年の2倍に増え、これまでの記録を更新した。

 中国香港地区では6校がランクインし、うち3校はトップ100に入った。中国マカオ地区では2校がランクイン、中国台湾地区では38校がランクインした。

 英オックスフォード大学は5年連続でランキング首位を守り、米スタンフォード大学が2位、ハーバード大学が3位だった。

 THE誌のフィル・バティ(Phil Baty)最高知識責任者(CKO)は、中国大陸の大学が初めてトップ20入りを果たし、トップ100入りした中国大陸の大学数が以前より倍増したことで、2021年は世界大学ランキングにとって重要な一里塚になったとの見方を示した。

 THE世界大学ランキングは、教育、研究、被引用論文数、産業界からの収入、国際性などの複数の指標で大学の総合的実力を評価しており、比較的権威ある世界大学ランキングの一つとされている。(c)Xinhua News/AFPBB News