【9月5日 Xinhua News】中国の人気長編SF小説「三体(The Three-Body Problem)」三部作が、著作権の国際化で新たな一歩を踏み出した。上海に本部を置くゲーム開発・配信会社「遊族網絡(YOOZOO)」と傘下の三体宇宙(上海)文化発展は、動画配信世界大手の「Netflix」と共同で「三体」シリーズ英語版のオリジナルシリーズを制作する。1日の共同発表で明らかになった。

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 同三部作は、中国のSF作家、劉慈欣(Liu Cixin)氏の作品。地球文明外の「三体文明」を壮大な筆致で描き、中国SF文学の金字塔と評される。ここ数年で十数種類の言語に翻訳され、世界中で出版されている。三部作第一部の英語版(The Three-Body Problem)は、2015年にSF界最高のヒューゴー賞の長編小説賞を受賞した。

 シリーズのドラマ化では、原作者の劉慈欣氏と英訳者の1人、劉宇昆(ケン・リュウ)氏が制作顧問として参加する。制作・脚本は「ゲーム・オブ・スローンズ」の製作総指揮をとったデビッド・ベニオフ氏とD・B・ワイス氏が担当し、他の脚本家やプロデューサーと共同制作する。制作陣には「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」のライアン・ジョンソン監督も名を連ねる。

 業界の統計データによると、中国には現在、SF分野で約1千万人のファンと消費者がいる。ここ数年、中国SF映画「流転の地球(原題:流浪地球)」などが話題となるにつれ、中国本土の「SF熱」も高まった。「三体」シリーズの小説は世界中の読者に愛され、日本など国で売り上げを伸ばしている。こうした盛り上がりの中、市場関係者も「三体」のドラマ化に高い期待を抱いている。(c)Xinhua News/AFPBB News