【9月4日 Xinhua News】中国の王毅(Wang Yi)国務委員兼外交部長は3日夜、ビデオ会議方式で開かれた20カ国・地域グループ(G20)外相会議に北京から出席し、G20はワクチンについて協力を強化し、防疫の「防火壁」を築くべきだと強調した。

 王毅氏は次のように述べた。百年に一度の深刻な感染症に直面する今、G20の当面の急務はワクチンの開発、生産、分配を急ぎ、防疫の「防火壁」を築くことだ。G20メンバーは率先してワクチンのアクセシビリティー(入手可能)とアフォーダビリティー(費用負担可能)を促し、特に後発途上国と高リスク者が購入、使用できるようにしなければならない。また世界保健機関(WHO)の調整の役割を生かし、GAVIアライアンス(ワクチンと予防接種のための世界同盟)や感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)などの枠組みによる協力態勢の形成を推進するべきだ。中国は現在11カ国と協力してワクチンの第3相臨床試験を進めている。開発成功後、さまざまなチャンネルと方法で各国とワクチンを分かち合い、習近平(Xi Jinping)主席のワクチンを世界の公共財にするという約束を実行し、各国と共同で人類衛生健康共同体の構築を推進する。(c)Xinhua News/AFPBB News