【9月4日 AFP】サッカー元イングランド代表FWのギャリー・リネカー(Gary Lineker)氏は、イギリス海峡(English Channel)を渡ってくる難民に対する英国政府の対応を批判し、難民を自宅に泊めることに決めた。

【写真】リネカー氏のビフォーアフター

 1986年のW杯(World Cup)で得点王に輝いたリネカー氏は先日、政府の難民対応を「無情」で「共感」を欠いているとして非難。

 一方、与党保守党のリー・アンダーソン(Lee Anderson)下院議員は、「美徳シグナリング」だとしてリネカー氏を批判し、同氏は「不法に入国した次のボート難民」を家に泊めるべきだと提案していた。

 これに対し、英BBCで放送されているプレミアリーグのハイライト番組「マッチ・オブ・ザ・デイ(Match of the Day)」の司会を務めるリネカー氏は、難民を自宅に受け入れる用意ができていると述べた。

 59歳のリネカー氏は、英大衆紙デーリー・ミラー(Daily Mirror)に対し、慈善団体「レフュジー・アットホーム(Refugees at Home)」から、自身の家が難民を迎えるのにふさわしいか評価を受けることになっていると明かした。

 3日付の同紙の中で、リネカー氏は「ここ数年にわたり、私は難民と関わることが多くあった」と語った。

「サッカーという枠組みを通して多くの若い難民と出会ってきたが、彼ら彼女らは純粋に愛くるしい子たちで、手に入るあらゆる助けに感謝する」

「うまくいくと確信している。長い間、そういったことをしようと考えてきた」「私の子どもは皆大きくなったから、部屋も余っている。だから、一時的にでも手助けできるなら喜んでそうする」 (c)AFP