【9月5日 Xinhua News】中国湖北省(Hubei)にある道教の名山、十堰市(Shiyan)の武当山の裏山にある塩池河鎮塩池湾村には、南から北に向かって双渓澗という川が流れている。武当山の有名な24の谷川の一つで、両岸にはそれぞれ樹齢数百年のカンポウフウが生え、その様子はまるでお互いを見つめ合う恋人のようだった。

 2本の木は数百年の間に枝葉を茂らせると、やがて川に架かる橋のように、川の中央で触れ合うまでに成長した。しかし2012年8月5日の落雷で、西側のカンポウフウは枝が折れてしまった。「橋」はなくなってしまったものの、地元の人々は今でも親しみを込めて2本の木を「恋人の木」と呼んでいる。(c)Xinhua News/AFPBB News