【9月4日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の名門チーム、ウィリアムズ(Williams)は3日、今週末に行われる今季第8戦イタリアGP(Italian Grand Prix 2020)を最後に、ウィリアムズ家がチームとの関係に終止符を打つと発表した。

 これまでコンストラクターズ選手権とドライバーズ選手権で合計16回のタイトル獲得を達成したウィリアムズは先月、米国の投資会社ドリルトン・キャピタル(Dorilton Capital)に買収された。

 1977年にチームを創設したフランク(Frank Williams)氏(78)の娘で、2013年から事実上チームのトップを務めてきたクレア(Claire Williams)副代表は、今回の売却を受けて自身の退任を明らかにし、「チームの将来が確保された今、この競技からわれわれが撤退する適切な時期と感じた」「手綱を引き渡し、チームを未来に導く機会を新しいオーナーに与えるのに、今が適切な時期と確信している」と述べた。

 チームドライバーであるカナダ人ルーキーのニコラス・ラフィティ(Nicholas Latifi)は、「ここウィリアムズでキャリアを開始したことは、これからも常に特別な出来事であり続ける」「彼らは多くのドライバーに最初の機会を与えてくれた。ここで培われた文化はこの先も変わらないだろう。それは、クレアやウィリアムズ家が退くからといって、なくなってしまうものではない」と語った。

 一方、アラン・ジョーンズ(Alan Jones)氏、ケケ・ロズベルグ(Keke Rosberg)氏、ナイジェル・マンセル(Nigel Mansell)氏、ネルソン・ピケ(Nelson Piquet)氏、アラン・プロスト(Alain Prost)氏、デイモン・ヒル(Damon Hill)氏、ジャック・ビルヌーブ(Jacques Villeneuve)氏ら、チームの歴代王者の足跡を引き継いだジョージ・ラッセル(George Russell)も、「間違いなく、僕らにとって悲しい日だ」と話した。

「僕個人にとって、フランクとクレアはF1でチャンスを与えてくれた人たちで、とても感謝と恩義を感じている。本当に素晴らしい一流のチームで、マシンを駆る機会を得られた」「ウィリアムズ家が去ってしまうのを見るのは悲しいけれど、これからもウィリアムズの歴史は、ウィリアムズ・レーシング(Williams Racing)の下に残り続けていく。そして、僕らも戦い続けて一家の名前を示していく」 (c)AFP