【9月2日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のRBライプツィヒ(RB Leipzig)は1日、地元当局から有観客試合に関する許可を受け、9月中旬に行われるリーグ開幕戦で8400人のファンがスタジアムに入場できるようになった。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が同国を直撃した3月中旬以降、1部リーグの試合がファンの前で行われるのはこれが初めてとなる。

 20日に予定されているマインツ05(Mainz 05)との試合では、4万2000人を収容するレッドブル・アリーナ(Red Bull Arena)にはその2割の観客が入ることになる。

 独スポーツ通信社SIDによれば、感染者の割合の低さが急激に上昇していないことを考慮し、当局はライプツィヒに許可を与えたという。

 独東部ライプチヒ(Leipzig)における新規感染者数は、人口10万人当たり3.2人となっており、ファンのスタジアム入場が認められるには、20人未満を維持しなければならない。

 3月中旬に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)の決勝トーナメント1回戦第2戦で、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)を3-0で下した一戦から、ライプツィヒは観客の前でプレーしていない。

 マインツ戦のチケットは、抽選によってシーズンチケットを持つ2万2500人のファンに割り当てられるが、資格を持つのは同都市があるザクセン(Saxony)州の住人だけとなっている。

 ファンを一部入れた状態での試合開催については、ヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)やウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)、フランクフルト(Eintracht Frankfurt)、VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)といったクラブも地元当局からの許可を求めている。

 新シーズンのリーグ戦は18日、王者バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)とシャルケ04(Schalke04)の一戦で幕を開けるが、その前に行われるドイツカップ(German Cup 2020-21)の1回戦でスタジアムにファンを入れるクラブもある。

 同国サッカー連盟(DFB)は11日から14日の試合に関して、地元当局が許可した場合は個別で観客の入場にゴーサインを出している。(c)AFP