【9月1日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)は31日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第4シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は土居美咲(Misaki Doi)との同胞対決を6-2、5-7、6-2で制し、2回戦に駒を進めた。

 太ももの負傷で8月29日のウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2020)決勝を棄権した22歳の大坂は、第1セットをわずか30分ほどで制した際には、けがの影響はほとんど見せていなかった。ところが第2セットに入ると落ち着きを失い、アンフォーストエラーを連発して徐々に調子を崩すと、相手に主導権を握られてしまった。

 29歳の土居はその勢いでゲームカウント3-0に続いて4-1とリードした後、5-3で迎えたサービングフォーザセットでプレーが硬くなり、2018年大会の女王にブレークバックを許すと、さらにもう1ゲームを取られてしまった。しかし、体勢を立て直してサービスゲームをキープし、6-5とリードすると、プレーが雑になった大坂から再びブレークを奪い、セットカウント1-1に持ち込んだ。

 第3セットでは大坂が明らかにギアを上げてミスを減らし、土居のサービスゲームでプレッシャーをかけた。そして、2ゲームをブレークして5-2とリードすると、最後は自身のサービスゲームで勝利を締めくくった。

 大坂はこの日、アーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe Stadium)のコートに入場する際、3月に米ケンタッキー州の自宅アパートで警官に撃たれて死亡したアフリカ系米国人の救急救命士、ブリアンナ・テイラー(Breonna Taylor)さんの名前が記されたマスクを装着していた。

 今夏に全米各地に拡大した人種差別や警察の暴力に対する抗議デモにおいて、テイラーさんの死は最も注目を浴びたケースの一つだった。

 大坂は今大会の期間中、人種差別の犠牲者の名前が入ったマスクを装着する計画を明らかにし、「合計7枚あるけれど、7枚では実際の名前の数に不十分なのはとても残念」「願わくば、決勝まで勝ち進んで皆さんに全部見てもらいたい」と語った。(c)AFP