【9月1日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ZOZOチャンピオンシップ(Zozo Championship 2020)の主催者は1日、新型コロナウイルスによる渡航制限を理由に、今年は米カリフォルニア州サウザンドオークス(Thousand Oaks)のシャーウッド・カントリークラブ(Sherwood Country Club)に会場を移して、大会を開催すると発表した。

 同大会は当初10月22日から25日に日本で行われる予定だったが、同じ日程でコースを変更して無観客で開催することになった。最近のPGAツアーでは、アジア3都市を回る賞金総額2975万ドル(約31億4700万円)の「アジアスイング」が目玉として組み込まれているが、今年は同地域での開催が事実上消滅した。

 10月15日から18日まで行われるCJカップ(The CJ Cup 2020)は前週、開催地が韓国・済州(Jeju)島から米ネバダ州ラスベガスに変更。一方、同29日から11月1日の日程で中国・上海で予定されているHSBCチャンピオンズ(WGC-HSBC Champions 2020)は、中止の可能性が濃厚となっている。賞金総額1025万ドル(約10億8400万円)の同大会は、中国政府が新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるために年内はすべての国際スポーツ大会をほぼ禁止していることから、開催が危ぶまれている。

 ZOZOチャンピオンシップの主催者は発表文で、トップ選手が米国を拠点にしていること、さらには米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)で開催される第84回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2020)が11月に延期になっていることを理由に、選手を「日本へ招聘(しょうへい)しての大会開催は不可能であると判断」したと説明している。

 同大会は昨年、日本初のPGAツアーとして千葉県印西市のアコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブ(Accordia Golf Narashino Country Club)で開催され、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が華々しい勝利を飾り、大観衆を沸かせた。

 メジャー通算15勝を誇るウッズは、初日から飛ばして地元ファンが応援する松山英樹(Hideki Matsuyama)を3打差の2位、ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)を3位に抑えた。さらにこの勝利で、伝説的選手のサム・スニード(Sam Snead)氏が樹立した米ツアー史上最多82勝に並んだ。

 冠スポンサーであるインターネット衣料品通販大手「ゾゾ(ZOZO)」の代表取締役社長を務める澤田宏太郎(Kotaro Sawada)氏はコメント文で、「この大変な時期に、日本だけでなく世界中のファンの皆さんに、今年の大会をお届けすることを楽しみにしています」と述べた。(c)AFP