【9月1日 Xinhua News】中国北京市北東郊外の密雲区にあり、同市最大の飲用水源となっている密雲ダムは1日、完成60周年を迎えた。1960年に完成した同ダムは、1949年の新中国成立後に中国が独自に設計し建設した華北地区最大の水利事業で、総貯水容量は43億7500万立方メートル。同ダム管理処によると、密雲ダムは過去60年間で、京津冀(北京市・天津市・河北省)地域に累計390億立方メートル余りの水を供給。うち北京市には280億立方メートル近くを供給した。同ダムの貯水量は現在、23億立方メートルを超えている。

 地元はここ数年、水源保護と環境管理を強化する一連の総合的な措置を講じており、ダムの水質は国の水質分類で上から2番目の2類(都市水道水の1級水源保護区、希少水生物の生息地)水準を長期にわたり維持している。(c)Xinhua News/AFPBB News