【8月31日 AFP】エジプト軍は30日、同国の北シナイ(North Sinai)県での軍事作戦により、イスラム過激派のメンバーとみられる70人以上を殺害したと発表した。北シナイ県はイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」系組織などが活動する地域。

 エジプト軍の声明によると、作戦は「テロリストの住居」と「タクフィール(不信仰者宣言の意)構成員」を標的とし、先月22日から今月30日にかけて「73人のタクフィールが北シナイにて死亡した」という。エジプトの治安当局は、イスラム過激派を「タクフィール」という言葉で表現する。

 また、エジプト軍は「3人の将校と4人の兵士が死傷した」としたが、詳細は明らかにしなかった。

 エジプトの公安部隊は2018年2月、北シナイ県を中心とする全土で対過激派作戦を開始。公式発表によると、同県ではこれまでに過激派メンバーとみられる930人以上、治安部隊の隊員ら数十人が死亡している。(c)AFP