【9月1日 Xinhua News】中国内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)バヤンノール市磴口県(Dengkou)内のウランプハ(烏蘭布和)砂漠にある中国・イスラエル砂漠化防止生態産業パークがこのほど、ガチョウ2千羽を導入し、生き物による除草作業で予想以上の効果を得ている。

 中国で8番目に大きいウランプハ砂漠の奥地に位置する同パークは、包括的な砂漠の整備と環境配慮型農業との融合発展を推進する総合産業団地。パーク建設が進むにつれ、750ムー(約50ヘクタール)の果樹栽培エリアでも果樹が順調に成長していたが、雑草が多く果樹の成長に大きな影響を及ぼしていた。

 この問題を解決するために今年5月下旬、ガチョウ2千羽を果樹園に放ち、生き物による除草を試みたところ、雑草は大幅に減少、顕著な効果が得られた。

 これらのガチョウは雑草だけを食べ、手作業による除草費用約25万元(1元=約15円)を削減できただけでなく、ガチョウのふんにより土壌の肥沃(ひよく)度も向上しているという。(c)Xinhua News/AFPBB News