【8月31日 Xinhua News】中国遼寧省(Liaoning)瀋陽市(Shenyang)鉄西区にある「奉天工場」は1938年に建設が始まり、当初は大信洋行奉天工場と呼ばれていた。

 新中国成立後、同工場の跡地に瀋陽冶金機械修理工場が建設されたが、その後工場は移転し、旧工場地区はそのまま放棄されていた。そんな中、同市でショッピングモールを展開する瀋陽春天百貨が2017年、「奉天工場」の開発に着手した。

 同社の設計チームが「産業の歴史文化を掘り起こし、産業遺産の価値を拡大する」という発展理念に基づき、工場地区全体の再設計・再計画を実施。元の建物を全面的に補強、修繕することで、同工場地区に新たな命を吹き込んだ。

 レトロな「奉天工場」は、今では展示、会議・講演、映画の上映、アートサロン、飲食など、さまざまな機能を備えたインダストリアルパークに生まれ変わり、市民が産業文化を体験し、レジャーを楽しめるスポットになっている。(c)Xinhua News/AFPBB News