【8月31日 Xinhua News】中国湖南省(Hunan)寧郷市(Ningxiang)の横市鎮雲山村に暮らす聴覚障害者の肖明(Xiao Ming)さん(40)は、幼い頃から絵を描くことが好きだったが、生活に余裕がなかったため、絵筆を持つことは長い間かなわなかった。

 転機が訪れたのは6年前。貧困支援の対象となり、工場で働きながら貧困扶助幹部の支えで養蜂も始めると、収入が徐々に安定するようになった。2年前に貧困からの脱却を果たし、貧困扶助幹部の励ましの下、再び絵筆を握る生活が始まった。

 現在は自宅の一室をアトリエに改造し、絵を描く日々を送っている。自分らしい絵が描けるようになるまで、ゆっくりと独学を続けながら、農村の様子や農民たちの物語を絵で残したいと考えている。10月には地元政府の支援の下、初の個展を開くことが決まっている。(c)Xinhua News/AFPBB News