【8月28日 AFP】(更新、写真追加)28日の記者会見で、正式に辞意を表明した安倍晋三(Shinzo Abe)首相のプロフィルをまとめた。

 安倍氏は2006年、最年少の52歳で首相に就任。変革と若さの象徴となったが、不祥事や健康問題により翌年辞任した。

 だが、保守政治家だった祖父と父を持つエリート一家出身の安倍氏は2012年、いわゆる「アベノミクス」を引っ提げ、再び首相の座に返り咲いた。

 第2次安倍内閣では、歴代最長の在職日数を記録。だがその一方、新型コロナウイルスの感染拡大前にすでに日本経済は後退に転じていた。

 また、新型コロナウイルスへの対応では混乱や遅さが批判され、内閣支持率は過去最低水準にまで落ち込んだ。

 在任中、身内びいきの疑惑といった政治スキャンダルに見舞われ、そのたびに支持率も落ち込んだ。しかし野党が勢いを欠いていたこともあり、政権への影響はほとんどなかった。(c)AFP