【8月28日 Xinhua News】中国の税関総署は27日、公式サイトで、オーストラリアの牛肉生産会社ジョン・ディー・ワーウィックからの輸入を一時停止したと発表した。同社が中国向けに輸出した牛ヒレ肉から、中豪両国で使用を禁止している薬物クロラムフェニコールが検出されたためで、薬物が検出された製品は廃棄処分され、市場には出回っていないとしている。

 輸入肉類製品の安全を確保するため、税関総署は豪州当局に同社からの製品の輸入を一時停止したことを正式に通達するとともに、45日以内に関連企業への全面調査を実施して中国側に回答するよう求めた。一時停止に関する情報は、同署公式サイトの輸出入食品安全情報サービス欄の「評価要件に適合する国または地域の対中輸出肉類製品リスト」で公開されている。

 成都市(Chengdu)にはこれまでに世界企業番付500社のうち301社が進出し、中国中西部の都市で最多となっている。成都を訪れる外国人観光客数のランキングでは、日韓いずれも上位5位に入る。成都からの人気渡航先でも、共に上位8位以内にランクインしている。(c)Xinhua News/AFPBB News