【8月28日 AFP】男子テニスのダブルスで数々の記録を破ってきたボブ・ブライアン(Bob Bryan、米国)とマイク・ブライアン(Mike Bryan、米国)が27日、現役引退を発表した。ブライアン兄弟は本来、数日後に開幕する全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)でその伝説的なキャリアに幕を下ろす予定だった。

 双子の兄弟のボブとマイクは、1995年の全米オープンで四大大会(グランドスラム)デビューを果たすと、これまでペアとして30のグランドスラム決勝に進出し、歴代最多となる16度の優勝を経験。生涯グランドスラムも達成した。

 また、すべてのマスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)大会も制し、獲得したタイトル数はオープン化後最多の110。2012年のロンドン五輪でも金メダルに輝いた。

 ボブは「お互いに対する忠誠が揺らいだことは一度もない。僕たちは全く後悔なくプロテニス界を去る」「競技や選手たちとの友情が恋しくなるだろう。ビッグマッチを前にした興奮や、ファンの大声援のためにプレーすることもなくなると思うと寂しい」と話した。

 一方のマイクは、二人が「潮時」だと感じたと明かし、「僕たちは20年以上をツアーで費やし、今は人生の次なるチャプターへ向かって前を見据えている」と語った。

「こんなにも長くダブルスをプレーできたことに感謝の気持ちでいっぱい。年の初めにプレーする機会に恵まれ、ファンにお別れの言葉を伝えられたこともありがたく思う」「デルレイビーチ(Delray Beach)での最後の優勝、そしてホノルル(Honolulu)でのデビスカップ(Davis Cup)の勝利は一生忘れず大切にする思い出だ」

 全盛期は無敵のペアとして君臨したブライアン兄弟は、2003年に初めて世界ランキング1位になると、その後計438週にわたって頂点に立ち、10シーズンを世界ナンバーワンペアとして終えた。(c)AFP