【8月28日 AFP】米ニューヨークで行われているテニスのウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2020)を棄権すると表明していた大坂なおみ(Naomi Osaka)が27日、棄権を撤回し、28日に行われる準決勝に出場すると表明した。

 四大大会(グランドスラム)で通算2勝を挙げている大坂は26日、米ウィスコンシン州で黒人男性のジェイコブ・ブレーク(Jacob Blake)さんが警官に銃で撃たれたことに抗議し、ベルギーのエリーゼ・メルテンス(Elise Mertens)との準決勝を棄権すると発表していた。しかし、女子テニス協会(WTA)と男子プロテニス協会(ATP)が大会の休止を発表したことで、棄権について思い直したという。

 大坂は英紙ガーディアン(Guardian)と米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が最初に報じた声明で、「私の発表とWTA・USTA(全米テニス協会)との長時間にわたる協議の結果、両協会の要請に応じて金曜日にプレーすることで合意した」と表明した。

「両協会は全試合を金曜日に延期することを申し出た。私はそれが(抗議)運動への関心の高まりにつながると考えている。WTAと大会の支援に感謝したい」と述べた。(c)AFP