【9月29日 AFP】2020年11月3日に行われる米大統領選挙。民主党は、ジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領を大統領候補に、カマラ・ハリス(Kamala Harris)上院議員を副大統領候補に据え、政権奪還を目指す。両氏の経歴をまとめた。

■ジョー・バイデン大統領候補

 1942年11月20日、米ペンシルベニア州スクラントン(Scranton)生まれの77歳。1972年、当時の史上最年少に近い29歳で上院議員への当選を果たす。

 2009~2017年、副大統領を務める。1988年と2008年の大統領選でも大統領に立候補した。

 2020年6月、民主党の大統領候補として指名が確定し、ドナルド・トランプ(Donald Trump)現大統領の対立候補となる。

 中道派として、共和党と協力できる手腕をアピール。当選すれば、米史上最高齢の大統領となる。

■カマラ・ハリス副大統領候補

 1964年10月20日、米カリフォルニア州オークランド(Oakland)生まれの55歳。両親はジャマイカ人とインド人の移民。

 2010年、黒人として初めてカリフォルニア州の州司法長官となる。2016年には、南アジア系移民として初めて、黒人女性として2人目のカリフォルニア州選出上院議員となる。

 2020年、大統領選の民主党候補指名争いに出馬するも、2019年12月に撤退。大胆な刑事司法制度改革に失敗したことなどが敗因とされる。

 バイデン氏よりも進歩的とみられ、多様性を体現する。当選すれば、女性としても黒人としても初の副大統領となる。(c)AFP