【8月27日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)とロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)が26日、先日の警官による黒人男性銃撃に対する抗議としてシーズンの中止に投票したと、米複数メディアが報じた。

 米国のスポーツ専門チャンネルESPNやウェブサイトのジ・アスレチック(The Athletic)、そしてYahoo!スポーツ(Yahoo! Sports)は、レイカーズとクリッパーズが、23日にウィスコンシン州でジェイコブ・ブレーク(Jacob Blake)さん(29)が銃撃されたこと受けて、2019-20シーズンの打ち切りを求めたと伝えた。

 両チームは、現在フロリダ州オーランド(Orlando)で開催されているNBAプレーオフに残っている全チームによる緊急会合で、シーズンの終了に票を投じた。この会合は、同日ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)がプレーオフ1回戦のオーランド・マジック(Orlando Magic)戦をボイコットしたことを受けて行われていた。

 ボイコットを受けてリーグ側は同日予定されていた全試合の延期を決定しており、27日に行われる試合についても開催が危ぶまれるのではないかとみられている。

 この会合を受けて今シーズンがどのように進められるのか、そしてウエスタンカンファレンスのトップ2チームであるレイカーズとクリッパーズがシーズンの中止に投票したものの、プレーオフに残るかどうかは現時点でははっきりしていない。(c)AFP