【8月27日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は26日、11月の大統領選の民主党候補であるジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領との討論会を前に、自身とバイデン氏に「薬物検査」を行う必要があると主張した。ただ、バイデン氏の薬物摂取を裏付ける証拠は一切示していない。

 トランプ氏は保守系紙「ワシントン・エグザミナー(Washington Examiner)」とのインタビューで、民主党の予備選でバイデン氏がパフォーマンスを向上させたことに興味をそそられたとコメント。

 バイデン氏は今年3月にバーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員と討論を行ったが、トランプ氏はその時のバイデン氏の振る舞いに驚かされたとし、「薬物検査を求めるつもりだ」と述べた。

 トランプ氏は具体的な根拠は示さなかった一方、「私はこの手のことに大変自信を持っている」と主張。

 また「討論でのバイデン氏の様子を観察した」「(サンダース氏以外の候補に対しては)ほとんど無力だったのに、バーニーに対しては普通だった。どうしてそんなことが起きるのか」と述べた。

 トランプ氏は2016年の大統領選でも同様の発言をしており、当時の対立候補だったヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏が薬物を使用していると主張していた。(c)AFP