【8月27日 Xinhua News】「オンライン映画祭」を特徴とした中国北京市で開催中の第10回北京国際映画祭でこのほど、日本の岩井俊二(Iwai Shunji)監督、フィンランド出身のレニー・ハーリン(Renny Harlin)監督、中国電影合作製片の劉春(Liu Chun)総経理ら中国内外の映画関係者がリモート対話形式で、国際共同製作の経験を共有した。

 劉氏によると、これまでに中国と映画共同製作協定を締結した国は英国、フランス、ロシア、ニュージーランド、日本、インドなど22カ国。2000年から昨年末までの間に共同製作、公開された映画は244本で、中国内地での興行収入が1億元(1元=約15円)を上回った作品は合計49本に上るという。

「Love Letter」などの作品で中国でも有名な岩井監督は2018年に、中国で映画「你好、之華」(邦題:チィファの手紙)を撮影した経験を振り返り、中国の映画ファンに向け、同作が今年9月に日本で公開されることを伝えた。岩井監督は新型コロナウイルス感染症の終息後、同作の続編撮影のため訪中する予定だという。(c)Xinhua News/AFPBB News