【8月27日 Xinhua News】中国のインターネット大手、騰訊控股(テンセント、Tencent)はこのほど、四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)と同市ハイテク産業開発区に文化コンテンツの開発・運営拠点となる「新文創本部」を建設することで合意した。

 テンセントは50億元(1元=約15円)を投じて、ゲームやeスポーツ、アニメ、動画、文化観光などを統括する「新文創事業」の全国本部を開発区内の瞪羚谷デジタル文化クリエーティブ産業基地に設ける。

 オンラインゲーム大手の網易(ネットイース)も同日、同開発区とデジタル産業基地を建設することで合意した。投資総額は約130億元を見込んでいる。建設場所となる新川創新科技園は、四川省とシンガポールが共同開発したハイテク・イノベーションパークで、第5世代移動通信システム(5G)や人工知能(AI)などの発展に重点を置いている。

 同開発区には今年、インターネット検索大手、百度(バイドゥ)の自動運転プロジェクトをはじめ、ショート動画アプリ「快手」を運営する北京快手科技の全国本部、動画配信サービス「愛奇芸(アイチーイー)」を手掛ける北京愛奇芸科技のAI&ビッグデータ高級研究開発センターなど、「新経済(ニューエコノミー)」のトップ企業が相次いで拠点を構えている。(c)Xinhua News/AFPBB News